OANDA Japan が株価指数CFDをリリース
概要
- 2020年6月1日よりOANDA Japanで『株価指数CFD』の取引が開始されました。
- 銘柄は、日経株価指数225、ダウ30種など4種類の米国株価指数と、欧米・アジアの主要株価指数等の全16銘柄です。
- 取引プラットフォームは、『メタトレーダー4(MT4)』と『メタトレーダー5(MT5)』です。
- メタトレーダーによる日経株価指数225等の自動売買が、ほぼ24時間、取引可能になりました。
株価指数CFDとは
株価指数とは日経225やNYダウ工業30種やS&P500等のことです。
株価指数CFDは、これら株価指数を原資産とし、差金決済(CFD)を行う金融取引のことです。
OANDA Japanの『日経株価指数225』のCFD取引
『日経株価指数225CFD』の詳細
- シンボル名 :JP225
- 呼び値 :0.1
- 通貨 :JPY
- 最小取引単位:
0.01※1 - 最大取引数量:10000
- 最大建玉数 :30000
- 取引時間 :7:00~6:00
- 手数料 :0円
- 口座開設費 :0円
- 口座維持費 :0円
- スプレッド :5円
※OANDA改定 2020年7月30日17:00 より実施
<最小取引例>
日経株価指数225が20000円の場合
取引金額:20000円x1=20000円
必要証拠金の目安:20000円x10%=2000円
注)他の株価指数CFDの銘柄やその詳細につきましては、OANDA Japanの公式サイトでご確認をお願いいたします。
メリット
- 日経225の自動売買の実戦が小資金でできる。
- 限月交替が無いので、自動売買の戦略(ストラテジー)の微調整が不要。
- 取引時間が長く途切れないので、価格ギャップが無い。
- 日本市場が休日の時も、取引できることが多い。
- 1口座でMT4用とMT5用の2アカウントの作成が可能。
- MT4、MT5で実績のある自動売買プログラムの利用が可能。
- シグナルの発報と約定のタイムラグが非常に小さい。
デメリット
- ファイナンシングコストが発生します。
反対売買をせずに決済日を繰り越す(ロールオーバー)たびに、金利等に相当するファイナンシングコストの受渡しが発生します。 - ファイナンシングコスト= 単位数 × 価格 × 金利相当(%)× 付与日数 ÷ 360
<ファイナンシングコスト計算例>
取引単位数:1 の場合
日経株価指数225:20000円
金利相当:2.5%(日々変化します)
付与日数:1日
ファイナンシングコスト=1 x 20000 x 2.5/100 x 1 ÷360=1.39円
MT4とMT5の比較
次の表は、MT4とNT5の主要項目の比較になります。現時点では、FxはMT4がまだ主流ですが、今後はMT5に移行して行くと思われます。
項目 | MT4 | MT5 | |
システム | 32Bit | 64Bit | |
動作 | 重い | 軽い | |
インジケータ | デフォルト | 40種類以上 | 40種類以上 |
ライブラリー | 100種類以上 | 100種類以上 | |
カスタム | 多い | まだ少ない | |
プログラム言語 | MQL4 | MQL5 | |
自動売買プログラム | 多い | まだ少ない | |
時間足 | 9種類 | 21種類 | |
バックテスト | 所要時間 | 長い | 短い |
分析結果 | 数値のみ | 数値とグラフ フォワードテスト |
まとめ
自動売買は、シミュレーションでうまくいっても、実戦で躓くことがよくあります。
これは、以下のような理由から継続運用をあきらめるからです。
- 相場の流動性や執行から約定までのタイムラグから生じるスリッページなどが影響し、システムが信頼できない。
- 日経225先物ミニ1枚でも、取引単位は100なので、ドローダウンに耐えられない。
OANDA Japanの『日経株価指数225』のCFD取引は、以下の理由で自動売買を始めるいいチャンスです。
- 今まで日経225の自動売買をやりたかったが、選択肢が少ないため諦めていた。
- 取引最小単位が1倍なので、安心してドローダウンを見極めることができる。
- MT5のフォワードテストでバックテストのシステムの信頼度が確認できる。
- 信頼できる自動売買システムを構築することで、今後の資産形成につながる。
- 専用VPSの申し込みもOANDA Japanから可能。自動売買はPCの起動も不要にできる。